安全登山の心得 by wakabayashi |
私も自分なりに安全登山について日頃気に留めている事項をまとめてみました。
参考にしてみてください。
安全登山の心得
@常日頃、体力作りに心がける。
体力があれば、アクシデントは発生し難いし、多少のアクシデントには耐え
られる。
A体調管理をしっかりする。
同行者に迷惑をかけないようにすること。
ただし、入山後に体調が悪くなったときは遠慮せずに同行者の助けを借りる。
体調さえよければ、歩く速度が遅くても問題はない。自分のペースを保つ。
山登りで大切なことは、全員で登って、全員で下山してくること。
お互いに助け合う気持が重要。
B転ばないように(怪我をしないように)注意して歩く。
転んで怪我をすれば歩けなくなり、自力では帰ってこられない場合がある。
ストックを使うことは有効。
C雨具は常に持参する。
雨具は、雨だけでなく、強風や寒さから体温の低下を防ぐのにも使える。
D日帰りでも1泊できるくらいの最低限の衣料と食料を常に持参する。
怪我をして歩けなくなったときは、山中で野宿することもあり得る。
E懐中電灯(好ましくはヘッドランプ)を常に持参する。
下山が暗くなることもあり得る。
山中で暗くなると歩けないので山中泊となってしまう。
懐中電灯があれば下山できる。山中で野宿するときでも灯りがあれば心強い。
F落石は怖い。
自分で石を落とさないように歩く。石を落としたときは「落石」と大声で出す。
落石がありそうな所(崖の下、ガレ場など)では休憩しない。
急斜面で自分より上に歩行者がいるときは、時々上を見て落石を警戒する。
G雷は怖い。
夏山の午後は要注意。早立ち・早着きが肝要。
雷が近づいたときは、窪みに逃げて雷が治まるのを待つ。雷雲が通り過ぎる
まで30分の我慢。自分が突起物にならない。高い木のそばは避ける。
H天候の急変は怖い。
特に春山、秋山は、軽装で出かけて、天候急変のため凍死に至る事故が起き
やすい。天候の急変(台風を含む)が予測されるときは入山しない。
入山しているときは撤退するか、天候が落ち着くのを山小屋など安全な所で待つ。
I登山道の凍結は怖い。
滑落だけでなく、滑って転んでで怪我をすることもある。
凍結が予測されるときはアイゼンを持参する。
J道を譲るときは山側へよける。
谷側へよけると接触して突き落とされる危険性がある。
K道に迷わない。
地図をよく見る習慣をつける。地形とコースを頭に入れ、現在地を確認しな
がら歩く。
出発地点に着いたら登山口を確認。頂上に着いたら下山口を確認。
道が二股になっていて、どっちへ行くか迷うときは、よく踏まれている方の
道を選ぶ。
道に迷ったときは、登って元に戻る(道に迷うのは下山するときが殆どで、
登るときに道 に迷うことは殆どない)。
道に迷ったときは、絶対に谷には下らない(滝の上に出て進退極まる)。
尾根に登って自 分の位置を確認する。
つくばハイキングクラブ 副会長 若林広志
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